タンザニア協力隊日記

JICA青年海外協力隊としてタンザニアで過ごした日々の記録。現地の人と向き合う様子から自分と向き合う様子を1日1フォト1ブログで。日々模索。

Rafikiとの休日【11/730】

8月17日(土)2週目の休み。

今日は語学学校でrafiki(=友達)になった子(前々回ブログ参照)に誘ってもらい、一緒に過ごしました。

ショッピングモール集合だったから、ウィンドウショッピングで過ごすのかなぁと思っていました、が。。。

事件その1 タクシーが呼べない

絶対安全?的な手段としてUberというアプリでタクシーを呼ぶのですが・・・
ドライバーからは着いたよ、どこ?という連絡が入っていたのですが、こちらからメッセージを送ることができませんでした。
なぜなら私が入れたシムカードはネットしか契約してないから・・・
電話番号による連絡手段のもの機能しないのです。うわぁめんどくさいことになった。
わたわたしている合間にドライバーにキャンセルされるはめに。
次のを呼ぼうとすると「キャンセルした分の支払い」を請求されて
いやいや無理無理。今?カード?覚えてないよ入力できんできん。
そこから全く動けませんでした。

他の隊員の方に助けてもらいましたが、結局約束の時間に遅れてしまうことに。時間にルーズで有名なタンザニアの人を待たせるなんて・・・

と、思っていましたが私が約束の30分後に着いてもまだ来ていなかった彼女。上には上がいるようです。

私の調達したいものに付き合ってもらってから、一緒にお昼ご飯。
そのあと「MWENGE」というお店がいろいろ並んでるエリアを案内してもらいました。

以前タクシーで通った時には日本人一人じゃちょっと怖いかなぁと思っていたところでしたが、現地の子が一緒だとだいぶ心強く、ウキウキした気持ちで歩けました。

もちろんめっちゃ見られます。

Lakini(ラキニ=しかし)こっちから挨拶をしてしまえば本当になんでもなくて、みんな一気にノリよく返してくれます。

事件その2 溶けるバター

肩にかけていた買い物袋の中で当たる柔らかいもの。これもしや。。。

やらかした、まさかこんな歩き回ると思ってなくてバター買ってもうた。
調理で使うにはもってこいレベルで柔らかくなってしまったバターはあの甘い匂いを放っていました。うわぁほんまごめん。自分のエコバッグのことよりまさかこんなミスする

道中にあったお店にビニール袋をもらいに入り、(おじちゃんありがとう)

ベタベタな手を洗わせてくれたおじ、、、お兄さん方

最初は不思議な顔で見てた人も、挨拶には挨拶を、笑顔には笑顔を返してくれて、冗談を言えば爆笑して握手してくれます。

このおじちゃんたちもたくさん笑って「面白い奴だなぁ!」と言ってくれました(変なこと言ってしまっただけかもしれないけど、不快な思いはさせていないようなのでセーフ)ノリと勢いも時には(いや、常?)必要なんです

挨拶と笑顔があれば人類生きてけるんちゃうか思ってしまうほど。そんな素敵な世界があったらいいな。人間ていいな。Super safi!!!!!

とはいえ荷物はちゃんと抑えてました。すーぱーさふぃ

さてさて、そのあとは彼女の家に招待してもらいました.

人がギュウギュウ詰め状態のダラダラに乗り、「Mchina(ムチナ=中国人)、もっと奥詰めろ」と言われながら2、30分バスに揺られていました。Mjapaniだよ・・・と思っていると気づけば隣には韓国の方が。(チラッと見えた携帯のトーク画面が韓国語だったので確信)ここでのアジア人の一般的な扱いを、改めて受けた気がしました。なんて呼ばれたって全然構わないのですが、「人種差別」について改めていろいろ考え出して、なんだかモヤモヤが止まりませんでした。でもそのモヤモヤしてる自分に

またモヤモヤしたり・・・ううぅ・・・

そんなこんなでバス停に到着

と思ったら!そこからさらにまたバジャジと呼ばれる三輪車に乗って移動でした。え、まってこの子こんな遠いところに住んでるの?!聞いてみると、家族はドドマに住んでいて今は彼女だけ、いとこの家に住まわせてもらっているとのこと。比較的近いからってことだろうけど、それにしても遠いやろ。いつも朝6時に家を出て学校に行ってるんだとか。

ずっとダルの中心地で舗装された道をバスやタクシーしか使っていなかったのですが、本当にガタガタ・サーナな道を進んでいきました。すごく穏やかで景色は良く、めっちゃここ好き!と目を輝かせた一方で、彼女の「当たり前」に、しばらく衝撃を受けながら、自分との比較をしていました。

家に着くと彼女の女の子二人が迎えてくれました。一人はいとこで年も近くお互いのことをいろいろ話しながら、私のぐちゃぐちゃなスワヒリ語をたくさん直してくれました。うひゃーあさんてさーな。

3歳の小さい子は近所の子だとのこと。最初固まってて声も出てなかったけど、少しずつ心を開いてくれて、途中からもーはしゃぎだしちゃって止まりませんでした。チャンガムフ・サーナ(めっちゃ元気)

その騒いだ声が気になったのか、隣の家の子たちが塀から覗いていました。「ジャンボー・・・?」と話しかけてみるとワー!と隠れたり走って逃げたり。まってー!逃げないでー!来てよー!お話ししたいよー!とこちらも叫ぶ(日本なら近所迷惑)興味をもってくれているのは確かな様子。照れながら隠れて見てるのがかわいい。

本当は夜ご飯をご馳走になる予定だったけど、遅くなってしまったのでおいとますることに。

さっき逃げた子達もやっと来てくれて、みんなが見送ってくれました。

兄弟間だけでなくて子どもがみんなで助け合って生活しているのが伝わってきました。

あの固まって怖がっていた女の子も、最後はなかなか離してくれませんでした。

帰るにも手段が複雑で全くわからなかったので彼女が一緒についてきてくれました。本当に心優しい子。この3日間でたくさん助けてもらってしまった。

もっと上手におしゃべりできるようになりたいな。

お金は思った以上に交通費で飛んだけど心は完全に満たされています。Leo siku nzuri!!(今日はいい日!)

でももう怖いからバターは二度と買わない。