タンザニア協力隊日記

JICA青年海外協力隊としてタンザニアで過ごした日々の記録。現地の人と向き合う様子から自分と向き合う様子を1日1フォト1ブログで。日々模索。

事務所出勤1日目【2/730】

8月8日 JICA事務所訪問初日
最初の1ヶ月はダルエスサラームで生活です

タンザニアに降り立ってから初めての朝。部屋の窓から外を見てみると、全くと言っていいほど人がいなかった。
タンザニアの人々は朝もPole Pole(ゆっくり)なのか・・・

と思ったら、今日は8月8日(ナネ・ナネ)の日で、祝日なんだとか。

だから本当は事務所もおやすみ。
セキュリティ管理人の方々アサンテ・サーナ

JICA事務所訪問初日にして感じたのは、多くの人のサポートのもと私たちが動けているということ。ひたすらオリエンテーションで情報は溢れるほど詰め込まれていたが、それでも関わっている方々や、私たちの活動をここまでつなぎ、これからの動きを守ってくださることが本当にありがたい。
もちろん、どんなやり方でどの道を切り開くかは、自分次第。

ローカルなお店も休みなので
オリエンテーション初日のお昼はまさかのSUBWAY。これハーフサイズ

お昼休みの時間がまだあったので、少し周辺を散策してみることに。

予想通りたくさん視線をあびるし声もかけられるが、それまた愉快でこちらも楽しくなってくる

「マンボ!」「ポア!」
「ハバリ?」「サラーマ!」

最初は英語で話しかけてくる人にも、スワヒリ語で挨拶をしてみると喜んでくれる。そして現地の人たち同士の会話も聞き取れるのが嬉しい。

とはいえ全部が全部愉快なわけではない。
道端で寝ている人、弱々しく物乞いをする人
短い時間、短い距離の中でも見られた。
何もできないし目を合わせない自分がいる。

午後の安全対策等の話を聞いて、より気持ちが引きしまる。
自分の身は自分で守る。人を疑いたくはないが、油断をした瞬間に事件に巻き込まれることを改めて自覚した上で行動することが、ここでの生活では必要なのだ。

課業後は近くにスーパーがあると聞き、そこまで徒歩で行ってみることに。
日没後は危険をさけ外出禁止のためそれまでに。
スーパーでは、やはり日本人がわらわらときたのが珍しいのか視線を感じるが、みんな気さくに挨拶をしてくれたり、商品を教えてくれたり。

帰ってみんなでさっそく自炊チャレンジ

購入した冷凍の鶏肉は、開けてみるとなんとまるまる一羽!
・・・パックで並んでいるのと同じやん。わざわざ避けたのに。
あいにく捌き方はだれも心得ていなかったので気合いで捌き(切り)ました

お米は鍋で。なかなか摂取できない野菜をたっぷりと

なんだかやたら食レポだし自慢できるものでもないが、
みんなであるものを持ち寄って工夫してつくってみた最初のごはんは、正直感動してしまったのでつい。
あれやこれやいいながら作って、一緒に食べて、まったりして。
非常に温かく嬉しい時間でした。
訓練所とはまた一味違うダルエスサラームでの共同生活。
人数は多いけど少しずつ一人一人と話す機会も増え、互いのことを知ることができ、これまた嬉しい。

明日はどんな日になるんだろう