タンザニア協力隊日記

JICA青年海外協力隊としてタンザニアで過ごした日々の記録。現地の人と向き合う様子から自分と向き合う様子を1日1フォト1ブログで。日々模索。

思ったことひたすらつらつら

1月11日(土)157/730日目(2回目の投稿)

 

まだ始まって1週間ですが、昨年の様子と合わせて思ったことをどんどん書いていこうと思います。自分の中のメモとしても。

 

小学校教員の方々にとっては把握していて当然のことなのかもしれないけど
3年生をみていて感じることは
「黒板に書いてある通りノートに書く」ことがまず難しい。

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集中力も関係あるかもしれないが、
彼らの目は黒板とノートを行ったり来たり・・・
というよりかはずっと黒板とにらめっこ。
[生徒の目線]→黒板、のーt黒板、黒板、黒板のーt黒板、ノート黒板
といった感じで、なかなかペンが動いていかない。
おろおろしている間に時間は経つ
サポートに入れるときは一緒に声に出したり、書く場所を指で示したりして進めさせることはできるが、一人二人の話ではないのでどうしても限界がある。
その光景に慣れていたので5年生の子たちがノートの上にどんどんペンを走らせる様子を見たときには感動してしまった。

小学校で子どもの発達段階を目の当たりにするとはこういうことなんだと実感。
作業一つ一つが当たり前にできると思っちゃいけない。

「黒板通りに書くのが難しい」といっても、自分でアレンジして書くことはもっと難しい。
着任したてのとき、生徒の質問に対して「なんでもいいよ」とか「書いても書かなくても」「任せるよ」と返すと困ってしまっていた。

 

「あ、これでは生徒が混乱しちゃう・・・」
板書の大切さを痛感した瞬間。
そしてこちらでは先生が示す書き方が"絶対"なのだ

 

今週の授業でも先生が説明を終え帰った後、書いている生徒のノートをのぞいてみた。

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やはり一人一人書き方は違う。生徒によっては、きれいとは言えないけどわたし的に「うん、まぁええか」くらいに思えた場合は特に指導しなかった
しかしオフィスに持ってこられたノートを見てM先生は
「まったくこの子達は」・・・と幻滅していた

 

ちょっと別件を挟むが
正直こっちの先生の苦手なところは、生徒が間違えた答えをしたときに「は?」みたいな声出して、「どうしてわからないの!」と怒るところ。
もちろん人にもよるし
時と場合で程度も変わるんだけど
「どうしてわからないの」って

 

個人的な目線で言わせて貰えば「いやそりゃわからんだろ」って思ってる
先ほど投稿した英語の1対1テストなんかでもそう。
先生が一方的にこう言うのよ!って教えて、いきなり本番だったし、先生の説明だけじゃ何をするのか理解していない子もいた
もちろん先生がどんな説明をしていたのか、スワヒリ語すべて明確に理解しているわけではない。
でも、口頭だけじゃ伝わらないこともあるんじゃないかなぁと思っている。
全体で声出してみるとか、お隣さんと反復練習とか、例示すとか
やりようはいろいろあるんじゃないかなぁ
と、外側から見ていると思う。

 

というわけで先生の思っていた通り?言っていた通り?に書けていなかった3年の子達は次の時間に厳しくご指導されてました。

 

実際自分が教壇立ったときそれらを考慮した上で授業ができるかはわからない
だからこそこの感じたこと一つ一つ忘れないようにしよう。と思うわけです。

 

と、いろいろ言いながらも、金曜日いきなり授業を任され、
黒板にノートの絵を描いたり
実際子どものノート使って良い例を示したりと
自分なりにやってみましたが
やはり全員理解させることは難しいのでした。

ノートの書き方指導は一つの大きな取り組み課題になるかもしれません

失敗は繰り返してなんぼじゃい


#タンザニア #協力隊日記 #小学校教育